静かに暮らしています

そっと暮らす、私のやり方。

家が落ち着く

孤独って、ただの静けさだった

夕方 ふと部屋がしんと静まり返る瞬間がある。   子どもが学校から帰る前の、ほんのひととき。   その静けさが 以前は「孤独」に思えて少し怖かった。   「誰にも必要とされてないのかな」って 思ったりもした。       でも、ある日。 湯気の立つお味噌汁をひとりですすっているとき ふと気がついた。   この静けさって ただの余白だったんだなって。   人と会わない日もあるけれど そのぶん心の音がよく聞こえる。   ...

家が落ち着く

「ひとり時間」は悪者じゃなかった

午前中の静かなリビングで 温かい白湯をすするのが最近の習慣になった。   家の外は 車の音と誰かの笑い声。   私はそれを窓越しに聞きながら 「今日も外には出ない」と心の中で決める。     昔は、この出ない日が続くと どこか罪悪感があった。   「こんな自分じゃダメなんじゃないか」って。   でもある日、ひとりで過ごす時間の中で 気づいたことがある。   静けさの中で、心が呼吸してる。   自分のペースで洗濯物を干したり 好 ...

家が落ち着く

まぶしさに敏感な私の、カーテン越しの暮らし

  朝の光が差し込む時間、 多くの人は「気持ちいい」と思うのかもしれません。   でも、私は少し違います。 カーテンの隙間からスッと差し込む日差しに、 ふと目を細めてしまう。   まぶしさに、なぜか心がザワザワしてしまうんです。   以前は、「光が苦手なんて変かも」と思っていました。   だから我慢して、朝はカーテンを全部開けて、部屋を明るくして。   でも、どこか落ち着かなくて、 午前中なのにすごく疲れてしまうことがよくありました。 &nbsp ...

家が落ち着く

音が怖い日もある。イヤホンが心のおまもりになった

  「ピンポーン」のチャイムに、 身体がピクリと反応する。   リビングの窓の外、誰かの話し声が聞こえると、 鼓動が早くなる。   私は昔から音に敏感なタイプで、 特に人の声や生活音が気になる日があります。   そんなある日、 ふとイヤホンをつけて自然音のアプリを聞いてみたら、 心がすっと落ち着いたんです。   波の音、鳥の声、川のせせらぎ。   「今ここにいるよ」と、 やさしく包まれるような安心感がありました。   外のざわざわを遮っ ...

家が落ち着く

誰かと比べてばかりいた、あの頃の私へ

  「なんで、私はあの人みたいにできないんだろう…」   スマホの画面に映る、きれいなお弁当、 笑顔で外出する家族写真、おしゃれな部屋。   見たくて見てるはずなのに、見るたびに胸が苦しくなっていました。   比べる必要なんてないのに、気づけば私は、 他の誰かの“ちゃんと”と自分の“ダメ”を比べて、 どんどん心を削っていた気がします。   あの頃の私は、毎日をこなすだけで精一杯でした。   朝起きて、食事を作って、洗濯して、子どもを見て…。 &n ...

家が落ち着く

ひとりの時間が、私の心を守ってくれる

  家の中が静かになる瞬間が、私は好きです。   子どもが学校へ行って、夫も仕事へ出かけて、 「ふぅ」と息をついたときのあの空気。   家事をやらなきゃと思いながらも、 とりあえずソファにすわって、 お湯をわかして、お気に入りのマグカップを出す。   静かにカップを両手で包んで、飲むだけの時間。   それが、私の“ひとり時間”です。   昔は、「誰かと一緒にいるのが普通」だと思っていたから、 この“ひとり時間”に罪悪感がありました。   ...

家が落ち着く

朝がつらい私の、ゆっくり始める一日の工夫

  朝。 アラームの音が鳴っても、布団から出られない日があります。     体が重いわけじゃないのに、気持ちがついてこない。 時計を見て焦るのに、まぶたが開かない。     そんな「起きられない朝」が、私はずっと苦手でした。     昔は、「早起き=いいこと」と思って、頑張っていました。   でも、寝不足で気分が沈んだまま一日を過ごすことも多くて。   起きられない自分に自己嫌悪…   まるで朝からマイナス ...

家が落ち着く

私が「休む」ことに罪悪感を抱いていた理由

  ソファに座って、ただぼーっとする時間。     本当は必要なはずなのに、どこか胸がざわついて、   「こんなことしてちゃダメだ」と自分を責めてしまう   ——そんな毎日を、私は長く過ごしてきました。     家事が終わって少し休憩していると、   頭の中で「まだ洗濯物たたんでないよ」   「夕飯の下ごしらえしないと」と声がしてくる。     SNSで「朝4時に起きて家中ピカピカです!」 &nb ...

家が落ち着く

宅配野菜で心がふっと軽くなった日

  「今日の野菜は、こんなに鮮やかなんだ…」     届いた段ボールを開けた瞬間、   ふわっと土の香りが広がりました。     きゅうりの緑、にんじんのオレンジ、葉物野菜のやわらかさ。     スーパーではあまり感じられなかった「自然なままの命」が、   そこにあるような気がして、私は少し泣きそうになってしまいました。     私はもともと、スーパーでの買い物が苦手です。   人の視線 ...

家が落ち着く

人混みが苦手な私が買い物をやめた話

  「今日も行けなかった…」   冷蔵庫の野菜室をのぞいて、また心がギュッと縮こまる。     スーパーに行くのが、怖い。   誰かとすれ違ったり、レジで並ぶ時間が、とても苦しい。   そう思うようになったのは、数年前。     子どもが幼稚園に通い出して、少し時間ができた頃。   ふと、自分のことが手につかなくなっていました。   買い物へ行く支度をして、いざ玄関まで行くのに、   ドアノブに手 ...

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そっと

ちょっと人付き合いが苦手な主婦が、無理せず暮らす日々をそっと綴っています。

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