午前中の静かなリビングで
温かい白湯をすするのが最近の習慣になった。
家の外は
車の音と誰かの笑い声。
私はそれを窓越しに聞きながら
「今日も外には出ない」と心の中で決める。
昔は、この出ない日が続くと
どこか罪悪感があった。
「こんな自分じゃダメなんじゃないか」って。
でもある日、ひとりで過ごす時間の中で
気づいたことがある。
静けさの中で、心が呼吸してる。
自分のペースで洗濯物を干したり
好きな音楽を流して
のんびりと家事をする時間。
誰の目も気にせずに
ただ自分の気持ちに寄り添って過ごすことが
こんなに穏やかだなんて。
「ひとり時間」は、孤独じゃない。
心の奥の、自分とのやさしい対話なのかもしれない。
誰かと比べなくていい。
今日も私は、わたしのやり方で、そっと暮らしていく。