ソファに座って、ただぼーっとする時間。
本当は必要なはずなのに、どこか胸がざわついて、
「こんなことしてちゃダメだ」と自分を責めてしまう
——そんな毎日を、私は長く過ごしてきました。
家事が終わって少し休憩していると、
頭の中で「まだ洗濯物たたんでないよ」
「夕飯の下ごしらえしないと」と声がしてくる。
SNSで「朝4時に起きて家中ピカピカです!」
なんて投稿を見るたびに、
「私はなんて怠けているんだろう」と落ち込む日もありました。
でも、ある日、ふと気づいたんです。
「私、いったい誰のためにこんなに焦ってるんだろう?」と。
夫も子どもも、「少しくらいサボってもいいよ」と言ってくれる。
誰も私を責めていないのに、
勝手に「ちゃんとしなきゃ」と思い込んでいたのは、
私自身でした。
思いきって、何もしない日を作ってみました。
テレビを観て、お茶を飲んで、
ふとんにくるまって昼寝をする。
すると、頭の中の霧が少しずつ晴れていくような感覚がありました。
その日、夕飯の準備をしていたら、
なぜか不思議と気持ちがラクだったんです。
「休んでも、また動けるんだ」
「サボったら終わり、なんてことはないんだ」
そうやって、私は少しずつ「休むこと」にOKを出せるようになりました。
休むことは、弱さじゃない。
明日をやさしく生きるための、大事な準備なんだと思います。